2011年2月25日金曜日

おしゃれって寒いもの。

 まだまだ寒い日が続きます。しかし、そんな中、生足を出してホットパンツやミニスカートをはく女性をたまに見ます。冷え性の私は驚きを禁じえません。足を出さなくてもできるオシャレが沢山あるにもかかわらず、彼女達は勇敢にも冬の冷たい風に生足を踏み出します。「これが私の生きる道」
という言葉がどこからか聞こえてきます。自分の信じたオシャレのためなら、真冬の冷たい風も我慢するのです。また、昔よくいた(私もそうでしたが)冬でも半ズボンの男の子の様で、「元気だね。」と心の中で声をかけます。一方で敬服を感じ、もう一方で「うーん、この寒空にばかなのか?」とも思います。しかし、そのバカさ加減も「かわいい物が好き。かわいいと思われたい。」という女性の性を思えば、可愛いところでもあります。

2011年2月2日水曜日

昔の話

 昔々の事。学生だった私が彼女と大学の中を二人で歩いていると偶然、私のクラスメートの女の子とばったり会いました。(まあ、大学の中ですから珍しいことではありません。彼女はクラスが違うのでその女の子と会うのは初めて。)クラスメートと二言、三言、しゃべって「それじゃ。」と別れました。(その間わずか10秒ほど。)「それじゃ行こうか」と彼女のほうを振り向いた瞬間、この短いフレーズを言い終わらないうちに、彼女の全力の平手打ち。女心が分からない私は(今でもよくわからないが)何が起こっているのか分からず完全に混乱し棒立ちに。そんな私に彼女は容赦なく連続平手打ち。(その間、なんと彼女はいつも私に見せる満面の笑顔。私はさらに混乱。)10発ほどくらった後、たまらず、彼女の振りかぶった腕をつかみ 「何をしてんだ!」 と言うも、彼女はいつもの笑顔のまま、私を見つめる・・・・。私の頭は完全にフリーズ。もう何がなんだか分からないが、基本的に彼女の事は人間として信用しているので、このなぞの行動については長期的な課題として、とりあえず今は、横に置いておこう、と考え、「それじゃ行こうか」とさっき言うはずだった言葉をあらためて言い、二人は歩き始めた。
 後になって思うとアレは彼女の嫉妬だと分かる。あの短い10秒ほどの間に彼女のモヤモヤは押さえ切れないほどに膨れ上がっていたのだ。そして、全力の平手打ち。
 ”女の嫉妬”、よく使われる言葉だがオトコにはこの感情、この気持ちを、理解することはできないだろう。いくら彼女の気持ちになって考えようとしてもわからない。いくらなんでもクラスメートと二言、三言、立ち話しただけで、それのどこに人の顔を何発も平手打ちをするほどの感情が湧く原因があるのか。例えば、そのクラスメートが私に気がある様子だった、とか私が妙にカッコつけていたとか、なら分かるが、そういった事は一切なかったんです。大好きな彼女のためにも理解しようと試みたが糸口さえつかめなかった。おっさんになった今となっても”女とはそういうものだ”と思うだけで糸口さえ見つからないのは同じ。
 男と女は心の構造が違うのか、と思うばかりです。